建設業経理士2級 過去問 第33回 第5問 解説有価証券評価・仮受金の振分けを含む精算表の作成
2023年9月10日(日)実施・精算表・配点30点
どんな問題か
決算整理事項にもとづき精算表を完成させる問題。原因が一部判明した現金過不足、材料の棚卸減耗、出張旅費の精算、機械の減価償却の予定・実際差額、売買目的有価証券の評価損、仮受金の完成工事未収入金と未成工事受入金への振分けなどを処理し、次期繰越額から完成工事原価を求めて法人税等を計上する。
論点:精算表/決算整理・経過勘定/建設業特有の勘定科目/有価証券/固定資産・減価償却/引当金/消費税・法人税等/現金・当座預金・銀行勘定調整/材料費・材料の受払
解き方
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B/S 主な資産・負債の期末残高
現金は手許有高18,400に出張旅費の返金500を加える。貸倒引当金は(112,000+565,000−7,000)×1.2%。
完成工事原価 未成工事支出金からの振替
試算表213,500に棚卸減耗1,000・償却不足2,000・補償引当金500・現場分退職給付8,600を加え、次期繰越132,000との差額を完成工事原価に振り替える。
P/L 費用と当期純利益
税引前当期純利益320,000×30% = 96,000。中間納付25,000との差額71,000が未払法人税等。
押さえるべきポイント
- 現場分の費用(棚卸減耗・補償引当金・退職給付)は未成工事支出金に計上する
- 仮受金は内容に応じて完成工事未収入金と未成工事受入金に振り分ける
- 売買目的有価証券は時価で評価する
間違えやすい点
- 現金過不足のうち原因判明分(事務用消耗品費)まで雑損失にしてしまう
- 仮払金の返金500を現金に加え忘れる
- 貸倒引当金の計算で完成工事未収入金の減少7,000を反映し忘れる