建設業経理士2級 過去問 解説
第28回〜第37回・20問の設問別解説を論点別にまとめました
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解説を読む前に押さえたい3つの視点
1答えより先に「なぜその勘定科目か」を読む
解説を読むとき、合っていたかどうかだけを確認して終わると次に活きません。仕訳であれば、どの取引がどの科目に対応するのかという判断の根拠を先に読んでください。建設業経理士の出題は形式が安定しているため、判断の根拠さえ持っていれば数字が変わっても対応できます。
2建設業の科目を、知っている科目に翻訳する
未成工事支出金は仕掛品、完成工事未収入金は売掛金、未成工事受入金は前受金に対応します。解説に出てくる建設業特有の科目を、商業簿記で知っている科目に置き換えながら読むと、独立した暗記項目が一気に減ります。
3計算問題は、解説の途中式を書き写して確認する
配賦計算や原価の集計は、答えを見て納得しても手が動かないことがよくあります。解説ポイントの計算過程は、目で追うだけでなく一度書き写してください。どの数字をどこから持ってきたのかが、書いて初めて見えるようになります。
論点別に解説を探す
苦手な論点から、その論点が出題された回の解説へ直接進めます。
工事進行基準と工事完成基準の使い分け、工事損失引当金など、建設業会計の中心となる論点です。
完成工事高・完成工事原価報告書を含む、建設業の財務諸表を組み立てる論点です。
- 第36回 第2問建設業の財務諸表建設業特有の勘定科目を使用し、損益計算書では完成工事高・完成工事原価・完成工事総利益を正しく表示し、貸借対照表では建設業特有の科目配列で作成します。
- 第35回 第2問完成工事原価報告書と理論材料費・労務費・外注費・経費を集計し、期首・期末未成工事支出金を調整して完成工事原価を算出します。建設業会計の特質として受注産業特有の会計処理を説明します。
- 第34回 第2問工事間接費の配賦と財務諸表工事間接費を適切な配賦基準により各工事に配分し、直接費と合わせて工事原価を集計します。完成工事と未成工事に区分して損益計算書を作成します。
- 第28回 第2問建設業の財務諸表の基礎残高試算表のデータを損益計算書と貸借対照表に適切に振り分け、建設業の様式に従って財務諸表を作成します。
工事間接費の配賦、費目別・部門別計算など、工事ごとの原価を集計する論点です。
- 第33回 第2問部門別計算の基礎と精算表工事間接費を各部門に集計した後、補助部門費を施工部門に配賦し、最終的に各工事に配賦します。精算表では決算整理を反映して完成させます。
- 第32回 第2問材料費の計算と精算表先入先出法では先に受け入れた材料から払い出し、移動平均法では受入のつど平均単価を算定して払出単価とします。計算結果の差異も分析します。
- 第30回 第2問原価の費目別計算各原価要素を正確に計算・集計し、直接費と間接費に区分した上で工事別原価を算定します。完成工事と未成工事の区分も適切に行います。
- 第29回 第2問工事台帳と原価管理工事台帳から各工事の直接費(材料費・労務費・外注費・経費)を集計し、間接費を配賦して工事別原価を確定させ、工事収益と対比して損益を算定します。
減価償却や引当金の設定、経過勘定を反映して精算表を仕上げる論点です。
有価証券、社債、株式の発行、手形、リースなど、資金調達と資本取引に関する論点です。
- 第35回 第1問手形取引と固定資産約束手形の振出・受取、手形の裏書・割引の処理、固定資産の取得・減価償却・売却の仕訳を建設業の勘定科目を用いて行います。
- 第34回 第1問有価証券と建設業の仕訳有価証券の取得・売却・評価替えと、建設業特有の取引(工事着手、材料購入、外注費計上等)の仕訳を正確に行います。
- 第33回 第1問消費税の処理と基本仕訳税抜方式では、仮払消費税と仮受消費税を用いて消費税を処理します。決算時に相殺し、差額を未払消費税として計上します。
- 第32回 第1問社債・借入金と建設業仕訳社債の発行差金の処理、借入金の利息計算、建設業特有の取引を正確に仕訳します。社債は額面発行・割引発行の区別が重要です。
- 第31回 第1問株式の発行と剰余金の処理株式発行時の資本金・資本準備金の計上、増資の処理、利益剰余金の配当と利益準備金の積立てを正確に仕訳します。
- 第29回 第1問リース取引と基本仕訳ファイナンス・リースはリース資産・負債を計上し、オペレーティング・リースは賃借料として費用処理します。建設業ではリース建機が多く使用されます。
未成工事支出金や完成工事未収入金など、建設業特有の勘定科目を使う基本の仕訳です。
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