建設業経理士2級 過去問 第31回 第5問 解説代表科目仕訳法による精算表の作成
2022年9月11日(日)実施・精算表・配点30点
どんな問題か
工事原価を未成工事支出金で集計する方式の精算表を作成する問題。当座預金の不一致原因の修正、棚卸減耗、仮払金・仮受金の整理、減価償却の予定計上額との差額と定率法による備品償却、各種引当金、完成工事原価の算定、法人税等の計上を行う。
論点:精算表/決算整理・経過勘定/建設業特有の勘定科目/現金・当座預金・銀行勘定調整/引当金/固定資産・減価償却/消費税・法人税等
解き方
正解の数値は第31回の資料ページ(無料登録)で確認できます。
整理記入の主なもの 決算整理仕訳
時間外預入は仕訳不要、未渡小切手は当座預金と未払金を戻し、利息の引落未通知は支払利息を計上する。機械の予定計上額30,000が実際28,000を上回る2,000は未成工事支出金から減らす。
損益計算書・貸借対照表の主な金額 精算表の主要数値
備品は定率法で(60,000−30,000)×0.500=15,000。税引前当期純利益168,000×30%=50,400から中間納付27,900を引いた22,500が未払法人税等。
当期純利益 当期純利益
税引前当期純利益168,000−法人税等50,400=117,600。
押さえるべきポイント
- 銀行勘定調整の各原因のうち会社側の修正が必要なものだけを仕訳する
- 現場関係の原価差額や引当金繰入は未成工事支出金を通して処理する
- 完成工事原価への振替額は未成工事支出金の調整後残高−次期繰越額で求める
間違えやすい点
- 機械の減価償却は予定計上額が過大なので未成工事支出金を減らす方向になる
- 貸倒引当金の対象債権は仮受金整理後の完成工事未収入金で計算する
- 定率法の備品は前期首取得なので期首の未償却残高に償却率を掛ける