建設業経理士2級 過去問 第33回 解説
2023年9月10日(日)実施
第33回の出題の特徴
第1問は別途積立金の取崩し、建設仮勘定から建物への振替、端数利息付きの社債購入、火災未決算、完成工事補償引当金の取崩しの仕訳。第2問は材料評価損、工事進行基準、総合償却の平均耐用年数、賞与引当金の計算、第3問は階梯式配賦法による部門費振替表、第4問は原価・非原価の区分と工事別原価計算表、第5問は有価証券の評価や仮受金の振分けを含む精算表だった。
大問ごとの出題内容
第1問 剰余金・建設仮勘定・社債購入・火災未決算などの仕訳5題(20点)
純資産の振替、建物の完成引渡し、社債の買入れ(端数利息の日割計算)、焼失した機械の火災未決算への振替、前期工事の補修費に対する完成工事補償引当金の取崩しを仕訳する5題。
- (1) 別途積立金の取崩し
- (2) 本社建物の完成引渡し
- (3) 社債の買入れと端数利息
- (4) 機械の焼失(保険査定中)
- (5) 完成工事補償引当金の取崩し
正解の数値は第33回の資料ページ(無料登録)で確認できます。
第2問 材料評価損・工事進行基準・総合償却・賞与引当金の計算4題(12点)
空欄に入る数値を求める計算4題。評価損から期末の取引単価を逆算する問題、見積総原価を変更した場合の当期完成工事高、総合償却の平均耐用年数(加重平均法)、支給対象期間に応じた賞与引当金の計上額が問われた。
- (1) 期末の材料取引単価
- (2) 見積変更後の当期完成工事高
- (3) 総合償却の平均耐用年数
- (4) 賞与引当金の計上額
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第3問 階梯式配賦法による部門費振替表の作成(14点)
運搬・機械・仮設の3補助部門の費用を、指定された順位にしたがって階梯式配賦法で施工部門(工事第1〜3部)と下位の補助部門に配賦し、部門費振替表を完成させる問題。補助部門の記入順と配賦金額の欄にも注意が必要。
- 補助部門の配賦 各補助部門費の配賦額
- 合計 配賦後の施工部門費
- 配賦金額 施工部門への補助部門費配賦額合計
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第4問 原価・非原価の区分と工事別原価計算表の作成(24点)
問1は費用や損失がプロダクト・コスト、ピリオド・コスト、非原価のどれに属するかを答える問題。問2は予定賃率による労務費と、直接原価基準による工事間接費の予定配賦を計算して工事別原価計算表を完成させ、配賦差異の月末残高を求める。
- 問1 原価・非原価の区分
- 問2-1 当月完成工事原価
- 問2-2 月末未成工事原価
- 問2-3 労務費と工事間接費
- 問2-4 工事間接費配賦差異の月末残高
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第5問 有価証券評価・仮受金の振分けを含む精算表の作成(30点)
決算整理事項にもとづき精算表を完成させる問題。原因が一部判明した現金過不足、材料の棚卸減耗、出張旅費の精算、機械の減価償却の予定・実際差額、売買目的有価証券の評価損、仮受金の完成工事未収入金と未成工事受入金への振分けなどを処理し、次期繰越額から完成工事原価を求めて法人税等を計上する。
- B/S 主な資産・負債の期末残高
- 完成工事原価 未成工事支出金からの振替
- P/L 費用と当期純利益
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過去の回の問題用紙は、試験を実施する建設業振興基金の公式サイトでも公開されています。