建設業経理士2級 過去問題ガイド
試験概要
- 試験科目建設業の簿記・原価計算・会社会計
- 試験時間120分
- 合格基準70点以上(100点満点)
出題傾向
建設業経理士2級は、建設業における経理実務の基礎を問う資格です。建設業簿記、原価計算、会社会計の知識を一つの試験で総合的に評価します。
近年の出題傾向として、第1問の仕訳問題では建設業特有の勘定科目(未成工事支出金、完成工事未収入金、未成工事受入金等)を使った基本的な取引が毎回出題されています。
第2問以降では、完成工事原価報告書の作成、原価計算の基礎(個別原価計算、工事間接費の配賦)、精算表の作成などが頻出です。また、工事進行基準と工事完成基準の理解を問う問題も定期的に出題されています。
総合問題として、財務諸表(損益計算書・貸借対照表)の作成問題が出題されることが多く、建設業会計の全体的な理解と正確な計算力が求められます。
2級合格は、経営事項審査(経審)における技術職員の評価点として加点されるため、建設業界でのキャリアアップに直結する資格です。
過去問一覧
第37回2級試験では、仕訳問題と理論問題がバランスよく出題されました。原価計算の基礎、建設業の財務諸表作成が中心的なテーマとなり、簿記の基礎力と建設業会計の理解を問う内容でした。
第36回2級試験では、建設業会計の基礎理論と実務的な計算問題がバランスよく出題されました。特に工事進行基準と工事完成基準の比較、原価計算の基本が重要なテーマとなりました。
第35回2級試験では、建設業の仕訳問題で手形取引と固定資産の処理が出題されました。完成工事原価報告書の作成と理論問題では建設業会計の特質について問われました。
第34回2級試験では、仕訳問題で有価証券の取引が新たに出題されました。原価計算では工事間接費の配賦が、総合問題では決算整理を含む財務諸表作成が中心的なテーマとなりました。
第33回2級試験では、建設業簿記の基礎知識全般が幅広く問われました。仕訳問題では消費税の処理が含まれ、計算問題では部門別計算の基礎が出題されました。
第32回2級試験では、仕訳問題で社債と借入金の処理が出題されました。原価計算では材料費の計算方法が詳しく問われ、総合問題では本支店間取引を含む精算表作成が出題されました。
第31回2級試験では、仕訳問題で株式の発行と剰余金の配当が出題されました。建設業特有の引当金の処理と、工事進行基準による収益計上が重要テーマとなりました。
第30回2級試験では、建設業会計の基本的な処理を確認する問題が多く出題されました。仕訳問題では経過勘定の処理が、計算問題では原価の費目別計算が重要テーマでした。
第29回2級試験では、仕訳問題でリース取引が初めて出題され注目を集めました。計算問題では工事台帳を用いた原価管理が、総合問題では決算手続きの一連の流れが問われました。
第28回2級試験では、建設業簿記の基本的な仕訳力が重視されました。原価計算の基礎、建設業の勘定科目体系、財務諸表の基本構造が主要テーマとなり、基礎力の定着を確認する内容でした。
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