建設業経理士2級 過去問 第39回 第2問 解説賃金未払高・償却原価法・のれん償却・材料仕入高の計算4題
2026年9月13日(日)実施・計算・配点12点
第39回の問題・解答のPDF
どんな問題か
賃金の支給額と労務費から当月の未払高を逆算する問題、償却原価法(定額法)による保有社債の帳簿価額、時価で受け入れた純資産をもとにしたのれんの年償却額、完成工事原価報告書の材料費から材料の仕入高を逆算する問題です。
正解と解き方
(1) 当月の賃金未払高
正解:¥821,000
労務費 = 当月支給総額 − 前月未払高 + 当月未払高なので、当月未払高 = 4,038,000 − 3,865,000 + 648,000 = 821,000。源泉所得税等は関係しません。
(2) 償却原価法(定額法)による社債の帳簿価額
正解:¥4,940,000
額面と取得価額の差100,000 ÷ 5年 = 年20,000。前期首に取得したので2年分を加算し、4,900,000 + 40,000 = 4,940,000。
(3) のれんの1年分の償却額
正解:¥300,000
資産は時価で受け入れます(土地は1,500,000)。純資産 = 資産5,000,000 − 負債3,000,000 = 2,000,000。のれん = 買収額5,000,000 − 2,000,000 = 3,000,000、これを10年で割って300,000。
(4) 当期の材料仕入高
正解:¥198,000
材料消費高 = 完成工事原価の材料費185,000 + 未成工事支出金の期末32,000 − 期首25,000 = 192,000。仕入高 = 192,000 + 材料期末18,000 − 期首12,000 = 198,000。
押さえるべきポイント
- 賃金は支給総額(源泉控除前)・前月未払・当月未払の関係で労務費をとらえる
- 償却原価法(定額法)は取得からの経過年数分の差額を帳簿価額に加える
- のれんは買収額と時価で評価した純資産の差額
- 完成工事原価報告書の材料費から、未成工事支出金・材料の2つの勘定を順にさかのぼる
間違えやすい点
- 源泉所得税等を差し引いた手取り額で賃金を計算する
- 土地を簿価2,500,000で受け入れ、のれんを2,000,000としてしまう
- 社債の償却額を1年分しか加算しない
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