建設業経理士2級 過去問 第39回 第4問 解説実際工事原価計算の計算段階と部門費振替表(配賦率の逆算)
2026年9月13日(日)実施・部門費振替表・配点24点
第39回の問題・解答のPDF
どんな問題か
問1は実際工事原価計算の費目別・部門別・工事別の3つの計算段階とその順序を用語で答える問題です。問2は直接配賦法の部門費振替表で、資料の「?」を答案用紙に印字された配賦額から配賦率を逆算して埋め、各工事の補助部門費配賦額と工事原価を求めます。
正解と解き方
問1 実際工事原価計算の基本構造
正解:1 C(工事)/2 L(三)/3 D(部門)/4 F(費目)/5 K(二)/6 J(一)
費目別計算が第一次、部門別計算が第二次、工事別計算が第三次です。問題文は工事別→部門別→費目別の逆順に並んでいるので、キーワードから判断します。
問2 仮設・車両 仮設部門費・車両部門費の配賦
正解:仮設部門費 101工事 560,000/102工事 3,075,000/201工事 1,200,000/202工事 720,000。車両部門費 101工事 600,000/102工事 750,000/201工事 525,000/202工事 675,000
仮設は印字された102工事分3,075,000 ÷ (5×123=615) = @5,000、車両は202工事分675,000 ÷ 135 = @5,000と配賦率を逆算します。201工事の分は部門費の合計から他の3工事分を差し引いて求めます。
問2 機械部門 機械部門の原価発生額
正解:機械部門 4,980,000(101工事 1,200,000/102工事 1,920,000/201工事 960,000/202工事 900,000)
各工事への配賦額は答案用紙に印字されているので、その合計が機械部門の原価発生額になります。
問2 合計 補助部門費配賦額と工事原価
正解:補助部門配賦額 101工事 2,360,000/102工事 5,745,000/201工事 2,685,000/202工事 2,295,000。工事原価 101工事 13,660,000/102工事 13,995,000/201工事 12,310,000/202工事 8,120,000
工事直接費(11,300,000/8,250,000/9,625,000/5,825,000)に補助部門費の配賦額を加えます。検算: 工事原価合計48,085,000 = 工事直接費35,000,000 + 補助部門費13,085,000。
押さえるべきポイント
- 実際工事原価計算は費目別 → 部門別 → 工事別の順に進む
- 資料の不明値は答案用紙に印字された配賦額から配賦率を逆算して求める
- 配賦基準が不明な工事への配賦額は、部門費の合計から差し引いて求める
間違えやすい点
- 問題文の並び順(工事別→部門別→費目別)につられて段階の順序を取り違える
- 「個別」「総合」「工種」などの紛らわしい用語を選んでしまう
- 201工事の配賦額を配賦率 × 基準で出そうとして行き詰まる