建設業経理士2級 過去問 第34回 第2問 解説労務費・本支店勘定・銀行勘定調整・のれん償却の計算4題
2024年3月10日(日)実施・計算・配点12点
どんな問題か
未払賃金を考慮した当月労務費、本店側の支店勘定の期末残高、未記帳・未取立などの不一致原因から当座預金勘定と銀行残高の差額、企業買収で生じたのれんの年間償却額を計算させる。
解き方
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(1) 当月労務費(未払賃金の調整)
支給総額 4,260,000 − 前月未払 723,000 + 当月未払 821,000。源泉所得税等の控除は労務費に影響しない。
(2) 本店の支店勘定期末残高
期首 152,000 + 備品発送 85,000 − 支店からの送金 85,000 + 交際費立替 15,000。
(3) 当座預金勘定残高と銀行残高の差額
両者区分調整法で、当社側は②振込未通知を加算・④引落未通知を減算、銀行側は①時間外預入・③未取立小切手を加算する。差額=10,000+43,000+9,000−32,000。
(4) 買収によるのれんの1年分償却額
資産は時価で受け入れ(土地は1,200,000)、純資産 4,200,000−3,000,000=1,200,000。のれん 5,000,000−1,200,000=3,800,000 を最長20年で割る。
押さえるべきポイント
- 賃金勘定には控除前の支給総額を記入する
- 銀行勘定調整は当社側と銀行側のどちらを修正する項目かを区別する
- 買収時の受入資産・負債は時価、のれん償却の上限は20年
間違えやすい点
- (1)で源泉所得税等を差し引いた手取額で計算しない
- (3)は当社の勘定残高そのものではなく差額を答える
- (4)で土地を簿価のまま使わない
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