建設業経理士2級 過去問 第36回 第3問 解説営業費の分類と直接原価基準の工事別原価計算表
2025年3月9日(日)実施・工事別原価計算表・配点24点
どんな問題か
問1は注文獲得費・注文履行費・全般管理費という営業費の機能別分類について用語を選ぶ穴埋め。問2は予定賃率による労務費と、直接原価基準の予定配賦率による工事間接費を工事ごとに計算して工事別原価計算表を完成させ、配賦差異の月末残高と貸借を答える。
解き方
正解の数値は第36回の資料ページ(無料登録)で確認できます。
問1 営業費の分類(用語選択)
注文獲得費は受注促進のための費用、注文履行費は獲得した注文を履行するための物流・集金・アフターサービス費用、全般管理費は経理部等の管理費用と整理して選ぶ。
問2 月初・工事間接費 月初未成工事原価と工事間接費の予定配賦
予定配賦率=工事間接費予算3,400,000÷直接原価総見込68,000,000=0.05。各工事の当月直接原価(材料費+労務費+外注費+直接経費)に0.05を掛ける。
問2 労務費 予定賃率による労務費
予定賃率@1,200×各工事の直接作業時間。
問2 完成・未成 当月完成工事原価と月末未成工事原価
月初未成工事原価+当月直接原価+工事間接費配賦額を工事ごとに合計し、完成したNo.101・No.201は完成工事原価へ、No.102・No.202は月末未成へ。
問2 配賦差異 工事間接費配賦差異の月末残高
当月差異=予定配賦304,300−実際314,000=9,700の借方差異。前月繰越の貸方残高4,500と相殺して借方5,200。
押さえるべきポイント
- 直接原価基準の配賦基準は材料費+労務費+外注費+直接経費(工事間接費は含めない)
- 労務費は予定賃率×直接作業時間で計算する
- 配賦差異は前月繰越の貸借と当月差異を相殺して月末残高を求める
間違えやすい点
- 前月繰越の配賦差異が貸方残高である点を見落とし、当月差異だけを答える
- 営業費の分類で『受注』と『獲得』、『履行』と『物流』の入れ違い
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