建設業経理士2級 過去問 第32回 第4問 解説配賦基準の用語選択と完成工事原価報告書の作成
2023年3月12日(日)実施・完成工事原価報告書・配点24点
どんな問題か
問1は部門共通費の配賦基準の分類(性質による分類と、複合配賦基準の例)を用語群から選ぶ問題。問2は先入先出法で工事別の材料費を計算し、甲部門(直接材料費基準)・乙部門(直接作業時間基準)の工事間接費を予定配賦したうえで、当月竣工した3工事の完成工事原価報告書と配賦差異の月末残高を求める。
解き方
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問1 部門共通費の配賦基準の用語
動力使用量はサービス量、作業時間は活動量、建物専有面積は規模による配賦基準。複数の要素を掛け合わせたものが複合配賦基準の例。
問2-1 完成工事原価報告書の各費目
竣工したNo.701・No.801(前月繰越+当月発生)とNo.901(当月発生)を集計する。経費には直接経費に加え甲・乙部門の予定配賦額を含める。
問2-2 先入先出法による工事別材料費
払出のたびに古い単価から消費する。No.901は9日払出(220円×400kg+250円×800kg)と26日払出(250円×200kg+180円×200kg)の合計。
問2-3 工事間接費配賦差異の月末残高
甲部門:予定配賦額21,060 − 実際20,000 = 1,060貸方差異、前月借方5,600と相殺して借方4,540。乙部門:440,000 − 441,000 = 1,000借方差異、前月貸方2,300と相殺して貸方1,300。合計で借方3,240。
押さえるべきポイント
- 竣工した工事だけを完成工事原価に集計する(未完成のNo.902は含めない)
- 工事間接費は経費として処理するため、配賦額を経費欄に加算する
- 配賦差異の月末残高は前月繰越と当月発生を部門ごとに合算する
間違えやすい点
- 未完成のNo.902の原価を完成工事原価に含めてしまう
- 先入先出法の払出で単価の切り替わりを誤る
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