建設業経理士2級 過去問 第38回 第3問 解説現場技術者の給料手当(工事間接費)の予定配賦と配賦差異
2026年3月8日(日)実施・原価計算・配点14点
第38回の問題・解答のPDF
どんな問題か
工事間接費である現場技術者の従業員給料手当について、予算額と予定作業時間から予定配賦率を求め、特定工事への予定配賦額と、当月の予定配賦額合計と実際発生額との配賦差異を計算する問題です。
論点:工事間接費の配賦
解き方
正解の数値は第38回の資料ページ(無料登録)で確認できます。
問1 予定配賦率
予定配賦率 = 給料手当予算額132,490,000 ÷ 予定作業時間53,200時間 = 2,490.41… → 円未満四捨五入で2,490。
問2 No.305工事への予定配賦額
予定配賦率 × No.305の実際作業時間 = 2,490 × 789時間 = 1,964,610。
問3 当月の配賦差異
予定配賦額合計 = 2,490 × (1,165+789+2,815=4,769時間) = 11,874,810。実際発生額11,865,000より予定が多いので有利差異(貸方差異)9,810。
押さえるべきポイント
- 予定配賦率は会計期間の予算額 ÷ 予定作業時間で求め、指示どおり円未満を四捨五入する
- 予定配賦額は予定配賦率 × 実際作業時間
- 予定配賦額 > 実際発生額なら貸方差異(有利差異)
間違えやすい点
- 配賦差異の計算で「その他の工事」の時間を含め忘れる
- 予定 > 実際を借方差異と取り違える
同じ論点が出た過去問
他の回の第3問
- 第39回 材料元帳による払出単価の計算(先入先出・移動平均・総平均)
- 第37回 決算振替の勘定記入と完成工事原価報告書の作成
- 第36回 営業費の分類と直接原価基準の工事別原価計算表
- 第35回 現場監督者給与の予定配賦率・配賦額・配賦差異
- 第34回 未成工事支出金から損益への勘定記入と原価報告書
- 第33回 階梯式配賦法による部門費振替表の作成
- 第32回 現場技術者の給料手当(工事間接費)の予定配賦と配賦差異
- 第31回 払出単価の決定方法別の材料費計算
- 第30回 勘定記入と完成工事原価報告書の作成
- 第29回 配賦基準の選択と部門別予定配賦による完成工事原価報告書
- 第28回 現場技術者の人件費(工事間接費)の予定配賦と配賦差異