建設業経理士2級 過去問 第34回 第4問 解説工事原価算入の判定と直接配賦法の部門費振替表
2024年3月10日(日)実施・原価計算(原価区分・部門費振替表)・配点24点
どんな問題か
問1は5つの費用が特定工事の工事原価に算入されるかを判定させる。問2は配賦データの一部が不明な状態で、解答用紙に示された配賦額から逆算しつつ、直接配賦法で部門費振替表を完成させる。
解き方
正解の数値は第34回の資料ページ(無料登録)で確認できます。
問1 工事原価算入項目の判定
特定工事に直接かかわる費用(安全講習、外注契約書の印紙代)は工事原価。支店総務の給与は一般管理費、営業部員の懇親会費は工事と関係不明、盗難損失は非原価。
問2 補助部門費 補助部門の部門費
仮設部門費は不明なので、振替表に示された配賦額 336,000+924,000+420,000 を合計して求める。
問2 配賦額 車両・機械部門費の配賦
車両は与えられたB工事分 600,000 を除く残額を 135:115 で、機械は与えられたC工事分 240,000 を除く残額 1,200,000 を 400:600(10×40時間:12×50時間)で按分。
問2 合計 補助部門費配賦額合計と工事原価
工事原価=工事現場の部門費合計+補助部門費配賦額合計。
押さえるべきポイント
- 原価は「工事原価」「一般管理費」「非原価」に分けて判定する
- 直接配賦法では補助部門間のサービス授受を無視する
- 不明な配賦データは解答用紙の既知の配賦額から逆算する
間違えやすい点
- 工事を管轄する支店の総務課員給与を工事原価にしない
- 配賦基準の「?」に戸惑わず、既知の配賦額を差し引いた残額を按分する
同じ論点が出た過去問
他の回の第4問
- 第39回 実際工事原価計算の計算段階と部門費振替表(配賦率の逆算)
- 第38回 工事別原価計算表の作成と部門共通費の配賦基準の用語
- 第37回 引当金の設定要件と階梯式配賦法の部門費振替表
- 第36回 材料元帳の払出単価(移動平均・先入先出・総平均)
- 第35回 月次工事原価明細表の作成と原価計算の種類
- 第33回 原価・非原価の区分と工事別原価計算表の作成
- 第32回 配賦基準の用語選択と完成工事原価報告書の作成
- 第31回 原価の本質と工事別原価計算表・配賦差異
- 第30回 営業費の分類と直接配賦法による部門費振替表
- 第29回 車両関係費の走行距離基準による予定配賦と配賦差異
- 第28回 原価計算の種類の理論と工事別原価計算表の作成