建設業経理士2級 過去問 第31回 解説
2022年9月11日(日)実施
第31回の出題の特徴
第1問は社債の取得、資本的支出と収益的支出の区分、無償増資、総工事原価見積額の変更を伴う工事進行基準、完成工事補償引当金の取崩しの仕訳5題。第2問は固定資産の交換・社債の買入償還・未達取引・消費税、第3問は先入先出法・移動平均法・総平均法による材料費計算、第4問は原価の本質に関する理論と工事別原価計算表、第5問は精算表という構成。第3問・第4問は計算量が多めなので、解く順序や集計の正確さが得点を左右する。
大問ごとの出題内容
第1問 社債取得・無償増資・工事進行基準などの仕訳5題(20点)
他社社債の端数利息付き購入、本社建物の補修工事の資本的支出・収益的支出への区分、資本準備金の資本金組入れ、実行予算見直しで総工事原価見積額が増えた工事の当期完成工事高、前期に引き当てた完成工事補償の補修支出の5つの取引を仕訳する問題。
- (1) 社債の取得と端数利息
- (2) 資本的支出と収益的支出
- (3) 資本準備金の資本金組入れ
- (4) 総工事原価見積額変更時の工事進行基準
- (5) 完成工事補償引当金の取崩し
正解の数値は第31回の資料ページ(無料登録)で確認できます。
第2問 固定資産の交換・社債償還・未達取引・消費税の計算4題(12点)
交換差金を支払った固定資産の交換による取得原価、社債の買入償還での償還益、未達事項整理後の本店勘定・支店勘定の一致額、未払消費税から逆算する仮払消費税の4つを計算する問題。
- (1) 交換による固定資産の取得原価
- (2) 社債の買入償還益
- (3) 未達事項整理後の本支店勘定
- (4) 仮払消費税の逆算
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第3問 払出単価の決定方法別の材料費計算(14点)
1か月分の材料の受払データをもとに、先入先出法・移動平均法・総平均法の3つの方法で当月の材料費(払出高)を計算する問題。
- (1) 先入先出法による材料費
- (2) 移動平均法による材料費
- (3) 総平均法による材料費
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第4問 原価の本質と工事別原価計算表・配賦差異(24点)
問1は『原価計算基準』が示す原価の本質4項目の空欄を語群から選ぶ理論問題。問2は予定賃率による労務費と直接原価基準の予定配賦による工事間接費を計算して4工事の工事別原価計算表を完成させ、工事間接費配賦差異の月末残高と貸借を答える問題。
- 問1 原価の本質
- 問2 原価計算表 工事別原価計算表
- 問2 配賦差異 工事間接費配賦差異月末残高
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第5問 代表科目仕訳法による精算表の作成(30点)
工事原価を未成工事支出金で集計する方式の精算表を作成する問題。当座預金の不一致原因の修正、棚卸減耗、仮払金・仮受金の整理、減価償却の予定計上額との差額と定率法による備品償却、各種引当金、完成工事原価の算定、法人税等の計上を行う。
- 整理記入の主なもの 決算整理仕訳
- 損益計算書・貸借対照表の主な金額 精算表の主要数値
- 当期純利益 当期純利益
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過去の回の問題用紙は、試験を実施する建設業振興基金の公式サイトでも公開されています。