建設業経理士2級 過去問 第28回 第1問 解説当座借越・売上割引・のれん・工事進行基準などの仕訳5題
2021年3月14日(日)実施・仕訳・配点20点
どんな問題か
当座預金残高を超える小切手振出し(二勘定制)、期日前決済による売上割引、売買目的有価証券の取得、のれんの償却、前期着工工事に当期から工事進行基準を適用する場合の収益・原価計上の5題。付随費用や償却期間など基本ルールの理解が問われる。
解き方
正解の数値は第28回の資料ページ(無料登録)で確認できます。
(1) 当座借越(二勘定制)
当座預金残高までを当座預金の減少とし、超過分(3,000,000 − 1,800,000)を当座借越で処理する。
(2) 完成工事未収入金の期日前回収と売上割引
割引額は売上割引(営業外費用)。他社振出小切手の受取りなので現金で処理し、5,000,000 − 3,500 を計上する。
(3) 売買目的有価証券の取得
取得原価 = @600 × 8,000株 + 手数料12,000。手数料は付随費用として取得原価に含める。
(4) のれんの償却
会計基準上の最長償却期間20年で均等償却する(2,000,000 ÷ 20年)。
(5) 当期から工事進行基準を適用する工事
進捗度 =(前期2,000,000 + 当期6,500,000)÷ 21,250,000 = 40%。完成工事高 = 25,000,000 × 40% − 前期計上0。原価は前期分も含めた累計8,500,000を当期に計上し、過去の遡及修正はしない。
押さえるべきポイント
- 二勘定制では残高超過分を当座借越(負債)で処理する
- 他社振出小切手は通貨代用証券として現金で処理する
- 有価証券の購入手数料は取得原価に含める
- 見積りが可能になった時点から工事進行基準を適用し、累計の進捗度で収益を計上する
間違えやすい点
- 売上割引(営業外費用)と仕入割引を取り違えない
- (5)で前期分の原価2,000,000を進捗度・原価計上から漏らさない
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