建設業経理士2級 過去問 第28回 解説
2021年3月14日(日)実施
第28回の出題の特徴
第1問は当座借越・売上割引・有価証券取得・のれん償却・途中から工事進行基準を適用する工事収益と、基本論点中心の仕訳5題。第2問は内部利益・総合償却の平均耐用年数・労務費の推定・銀行勘定調整を問う計算4題、第3問は人件費の予定配賦、第4問は原価計算の種類の理論と工事別原価計算表、第5問は精算表という標準的な構成。
大問ごとの出題内容
第1問 当座借越・売上割引・のれん・工事進行基準などの仕訳5題(20点)
当座預金残高を超える小切手振出し(二勘定制)、期日前決済による売上割引、売買目的有価証券の取得、のれんの償却、前期着工工事に当期から工事進行基準を適用する場合の収益・原価計上の5題。付随費用や償却期間など基本ルールの理解が問われる。
- (1) 当座借越(二勘定制)
- (2) 完成工事未収入金の期日前回収と売上割引
- (3) 売買目的有価証券の取得
- (4) のれんの償却
- (5) 当期から工事進行基準を適用する工事
正解の数値は第28回の資料ページ(無料登録)で確認できます。
第2問 内部利益・平均耐用年数・労務費・銀行勘定調整の計算4題(12点)
本支店間の材料振替に含まれる内部利益、総合償却における加重平均の平均耐用年数、賃金の未払高から当月労務費を推定する計算、銀行勘定調整による修正後当座預金残高の4問。
- (1) 支店棚卸資産に含まれる内部利益
- (2) 総合償却の平均耐用年数
- (3) 当月労務費の推定
- (4) 修正後の当座預金勘定残高
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第3問 現場技術者の人件費(工事間接費)の予定配賦と配賦差異(14点)
年間の人件費予算と予定作業時間から予定配賦率を求め、特定工事への当月配賦額と、当月全体の配賦差異(借方・貸方の判定を含む)を計算する問題。
- 問1 人件費の予定配賦率
- 問2 A工事への予定配賦額
- 問3 人件費の配賦差異
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第4問 原価計算の種類の理論と工事別原価計算表の作成(24点)
問1は記述が形態別・総原価・総合・個別のどの原価計算に関係するかを選ぶ理論問題。問2は予定賃率による労務費と直接原価基準の予定配賦による工事間接費を計算して工事別原価計算表を完成させ、配賦差異の月末残高を求める。
- 問1 工事原価計算の種類
- 問2 労務費・工事間接費 予定賃率と直接原価基準による配賦
- 問2 完成・未成 完成工事原価と月末未成工事原価
- 問2 配賦差異 工事間接費配賦差異の月末残高
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第5問 未成工事支出金経由方式による精算表の作成(30点)
現金過不足、仮設材料の評価額、仮払金・仮受金の整理、工事現場用機械の減価償却の予定・実際差額、備品の期中取得分を含む減価償却、貸倒引当金と完成工事補償引当金、退職給付引当金、保険料の前払などの決算整理を行い、未成工事支出金の次期繰越額から完成工事原価を逆算し、法人税等を計上して精算表を完成させる。
- 主要な整理 現金過不足・仮払金・仮受金
- 減価償却・引当金 減価償却と各種引当金
- 完成工事原価 未成工事支出金からの完成工事原価の算定
- 法人税等・当期純利益 法人税等の計上と当期純利益
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過去の回の問題用紙は、試験を実施する建設業振興基金の公式サイトでも公開されています。