建設業経理士2級 過去問 第30回 解説

2022年3月13日(日)実施

第30回の出題の特徴

第1問は新株発行の払込み、消費税の還付、工事進行基準での請負金額の変更など基本的な仕訳5題。第2問・第3問は本支店、総合償却、銀行勘定調整、材料評価損と勘定記入・完成工事原価報告書の作成で、第4問は営業費の分類と直接配賦法による部門費振替表、第5問は代表科目仕訳法による精算表という構成。いずれも標準的な論点の組み合わせで、勘定の流れや配賦基準を正しく押さえていれば対応しやすい回といえる。

大問ごとの出題内容

大問形式テーマ配点
第1問仕訳新株発行・消費税還付・工事進行基準などの仕訳5題20点
第2問計算本支店・総合償却・銀行勘定調整・材料評価損の計算4題12点
第3問完成工事原価報告書勘定記入と完成工事原価報告書の作成14点
第4問部門費振替表営業費の分類と直接配賦法による部門費振替表24点
第5問精算表代表科目仕訳法による精算表の作成30点

第1問 新株発行・消費税還付・工事進行基準などの仕訳5題(20点)

払込期日前の新株払込金、期末の消費税の精算(還付となるケース)、直接記入法で記帳している機械の期首売却、請負金額が増額された工事の工事進行基準による当期完成工事高、約束手形を受け取って行う貸付けの5つの取引を仕訳する問題。

  • (1) 新株発行の払込金受入
  • (2) 決算時の消費税の精算(還付)
  • (3) 直接記入法による機械の期首売却
  • (4) 請負金額増額時の工事進行基準
  • (5) 手形貸付金

正解の数値は第30回の資料ページ(無料登録)で確認できます。

第30回 第1問の解き方と注意点を読む →

第2問 本支店・総合償却・銀行勘定調整・材料評価損の計算4題(12点)

固定資産を本店で集中記録する場合の支店側の本店勘定残高、3台の機械の総合償却における加重平均耐用年数、銀行勘定調整による未達事項整理前の当座預金残高、棚卸減耗がある場合の材料評価損の4つを計算する問題。

  • (1) 支店の固定資産購入後の本店勘定残高
  • (2) 総合償却の平均耐用年数
  • (3) 未達事項整理前の当座預金勘定残高
  • (4) 材料評価損

正解の数値は第30回の資料ページ(無料登録)で確認できます。

第30回 第2問の解き方と注意点を読む →

第3問 勘定記入と完成工事原価報告書の作成(14点)

工事原価の期首残高・次期繰越額などの資料から、未成工事支出金・完成工事高・完成工事原価・損益などの勘定に科目記号と金額を記入し、費目別の完成工事原価報告書(経費のうち人件費を含む)を作成する問題。

  • 勘定記入 未成工事支出金勘定と損益勘定
  • 報告書 完成工事原価報告書

正解の数値は第30回の資料ページ(無料登録)で確認できます。

第30回 第3問の解き方と注意点を読む →

第4問 営業費の分類と直接配賦法による部門費振替表(24点)

問1は4つの営業費を注文獲得費・注文履行費・全般管理費に分類する理論問題。問2は3つの工事部と機械・車両・仮設の補助部門について、一部のデータが不明な資料から直接配賦法で部門費振替表を完成させる問題。

  • 問1 営業費の分類
  • 問2 補助部門費 補助部門費の配賦
  • 問2 工事原価 工事部別の工事原価

正解の数値は第30回の資料ページ(無料登録)で確認できます。

第30回 第4問の解き方と注意点を読む →

第5問 代表科目仕訳法による精算表の作成(30点)

工事原価を未成工事支出金で集計する方式の精算表を作成する問題。現金過不足、すくい出し方式の仮設材料、仮払金・仮受金の内容判明、減価償却の予定計上額との差額、各種引当金、完成工事原価の算定、法人税等の計上といった決算整理を行う。

  • 整理記入の主なもの 決算整理仕訳
  • 損益計算書・貸借対照表の主な金額 精算表の主要数値
  • 当期純利益 当期純利益

正解の数値は第30回の資料ページ(無料登録)で確認できます。

第30回 第5問の解き方と注意点を読む →

過去の回の問題用紙は、試験を実施する建設業振興基金の公式サイトでも公開されています。